デグーの不正咬合
- ryomavet
- 5月4日
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最近、ハリネズミとともに人気があり、当院での診察も多い動物といえばデグーです。
ゴールデンハムスターと同程度~やや大きいサイズで、比較的よく慣れます。
(ハムスターほどではありません。個体差はありますが。。。)
この子たちもげっ歯類のご多分に漏れず、不正咬合が発生します。

この写真の子も不正咬合を起こしています。
特に下顎臼歯の過長がひどく、下顎骨にも波及しています。
下顎に出っ張ったところがあるのがわかると思います。
ひどくなるとこの部分に膿瘍が出来ることもあります。
麻酔下で開口してみると、臼歯がかなり傾いているところがありました。
デグーで比較的よく認める状態です。
うさぎなどではここまでの傾きはそう見ません。
いずれにしても、定期的な切削が必要です。
内部の過長の程度はそれほどひどくなくても、根尖部の痛みで食欲が落ちることもあります。投薬や食事をアシストすることで支えていきます。
デグーのことで気になることがありましたら当院までご相談ください。