top of page

再生医療(細胞治療)

item01.jpg

動物の体には、幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれるさまざまな器官や臓器などに変化する細胞が存在します。
再生医療(細胞治療)は、この細胞を体外で培養し体内に戻してあげることで、失われた臓器や怪我の再生を行う治療法です。
ペットの再生医療は、進化した新しい治療法として注目され世界中で研究が行われています。

当院は、動物再生医療技術研究組合(PARM)に加入しています。PARMでは、治らない病気・怪我に対して、新たな選択肢の一つとなる 治療法を提供するため、「免疫機能を調整したり、自己治癒力を促進する 細胞」を用いた再生医療(細胞治療)の適切な普及を目指して、臨床研究に取り組んでおります。
当院でも、当組合の仕組みを使った再生医療(細胞治療)を行うことが可能です。

​幹細胞療法とは

幹細胞治療は、健康な犬から脂肪組織を採取し、体外で幹細胞を培養・加工し、必要な部位に投与することで治療効果を得る医療です。(他家移植)

治療効果は、細胞の分化による直接的な組織再生と、幹細胞が分泌する様々な成長因子による間接的な治癒促進の両面から得られます。

​幹細胞培養上清液療法とは

幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養する過程で細胞から生み出される上澄み液のことです。幹細胞の培養過程で分泌された成分が含まれています。幹細胞培養上清液には、成長因子やサイトカインなどの再生医療で重要な物質が多く含まれており、組織の修復や機能回復を助ける働きが期待されています。

​適応疾患について

椎間板ヘルニア・慢性腸症・自己免疫疾患・慢性肝障害・慢性腎障害・膵炎

変形性関節症・アトピー性皮膚炎・慢性口内炎・喘息等に効果があることが期待されています。

再生医療は、従来の方法では治療の難しい病気や怪我などに対しての新しい治療選択肢となります。

動物の自然治癒力を引き出すことにより、薬物や手術などに頼らない治療法として大きな可能性を秘めていますが、まだまだ情報も少なく確実に効果が期待できるという治療法ではありません。あくまでも当院でご提供できる治療選択肢の一つとしてお考え下さい。

​疾患ごとに対応が異なりますので、詳細や費用のご説明はご来院時もしくはオンライン相談などで対応致します。

bottom of page