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爬虫類や両生類では、様々な原因により総排泄孔から組織が脱出することがあります。

脱出する組織としては、腸管・卵管・膀胱・総排泄腔などがあります。

今回の例では直腸の脱出が認められました。

排泄腔内に脱出組織を戻し、縫合して一時的に排泄孔を閉じます。

脱出した原因によってはそれだけでは問題解決にならないこともあり、

開腹手術をしてお腹の中の原因の除去が必要となることもあります。

いずれにしても、様子を見れば見るほど状態は悪化しますので、

出来るだけ早めに病院までご相談ください。

ウサギの不正咬合において、口腔内に歯が伸びて問題になることが基本的ですが、

歯の根本が伸びて、下顎の場合には下顎骨を突き破ってしまうことがあります。

その際に、下顎に膿瘍を形成することがあります。

この子は右下顎に膿瘍を形成していました。

切開して排膿するだけではすぐに再発するため、

今回は膿瘍の袋ごと一括で切除することになりました。

皮膚を切開し、摘出出来ました。

中には液状の膿がたまっていました。

ウサギの不正咬合では比較的よく認められる状態です。

状況に応じて切開などの対応をすることもあります。


  • ryomavet
  • 6月5日

「カメのお尻から何か出ている」という主訴は多く認められます。

直腸脱・ペニス脱・卵管脱・排泄腔脱などが主なものですが、

今回の例は卵管脱です。

通常、卵管脱を起こす場合、お腹の中に何か強いいきみを起こす要素があるはずですので、

それを解消するために開甲してその原因を取り除く必要がありますが、

本例では開甲しないで何とかできないかとご相談を受けましたので、

応急的な処置になりますが、脱出している部分のみ切除し元に戻しました。

他にも数例同様の処置を行っていますが、今のところ治療成績はいいようです。

ただし、卵管脱が起きた原因を取り除けているわけではないため、

再発や反対側の脱出も起こりえます。

あくまでも緊急回避的な処置となります。

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