ハムスターの頬袋と頬袋脱の注意点
- ryomavet
- 6月25日
- 読了時間: 2分
更新日:8月27日


ハムスターの頬袋について
ハムスターには特別な頬袋があります。この頬袋は、餌を保存したり、隠したりするために使います。ハムスターが餌をたくさん詰め込んで、寝床に運ぶ姿は本当にかわいらしいですよね。
しかし、この頬袋が反転し、口の外に出てしまうことがあります。この状態を「頬袋脱」と呼びます。頬袋脱は、さまざまな原因によって引き起こされます。
頬袋脱の原因
頬袋脱の原因はいくつかあります。たとえば、ハムスターが餌を出そうとしたときに、反転して戻れなくなってしまうことがあります。この場合、単純な脱出であれば、軽い処置で元に戻すことができます。
しかし、腫れや炎症が起きた場合は、頬袋が腫れることがあります。さらに、腫瘍ができることもあります。このような場合は、より慎重な対応が必要です。
腫瘍の可能性
今回紹介するのは、腫瘍ができてしまったハムスターの例です。この腫瘍が頬袋脱を引き起こすことがあります。腫瘍ができると、頬袋の外に出やすくなるのです。この場合、基本的な対応として腫瘍の切除が必要です。

治療方法
腫瘍を抱えた場合は、手術が必要です。この子もレーザーを使用して止血しながら腫瘍の摘出を行いました。手術の処置自体は、約15分ほどで終わります。
痛みや感染を防ぐため、術後のケアも重要です。ハムスターは小さな体ですから、術後の回復がスムーズに行えるよう、環境を整えてあげましょう。
ハムスターの頬袋脱でお困りの方は、ぜひ当院「りょうま動物病院」までご相談ください。




