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更新日:8月27日

リクガメは水分摂取不足等が原因となる膀胱結石がよくおこります。

下のレントゲン写真の子は、膀胱内と総排泄腔に結石を認めました。

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膀胱内に結石があるうちにはほとんど症状を示すことはありませんが、

膀胱から出て骨盤腔内や総排泄腔などで詰まってしまうと、

排尿困難や排便困難などを引き起こし、激しいいきみなどの症状を表します。

そうなると全身麻酔下での摘出を行う必要があります。


摘出した結石
摘出した結石

摘出手術後のレントゲン写真
摘出手術後のレントゲン写真

再発防止のためには、十分な水分摂取をして脱水を防ぐ必要があります。

カメは尿酸を排泄しますが、その尿酸は本来トロッとしているのが普通です。

ぼそぼそと固まっていたりする場合には脱水をしている恐れがあります。すでに結石が出来てしまっている可能性もあります。そのような尿酸の排泄が認められた場合、心配な場合にはいつでも当院までご相談ください。


更新日:8月27日

爬虫類は様々な原因により皮下に膿瘍を形成します。


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本例は左眼の尾側に腫脹が認められました。

犬や猫などはほとんどドロドロの膿を内包しますが、

爬虫類の場合にはコロッとした固まりになります。

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麻酔下で皮膚を切開し、膿を摘出しました。

こんな感じで膿の塊が摘出出来ました。

この位置の皮下膿瘍はヒョウモントカゲモドキによく認められます。

初期には特に症状もないことが多いですが、

大きくなると、赤く腫れたりして痛みを伴い食欲・元気の低下を認めます。

このような症状がありましたら、あまり様子を見ずに、

早めの対処をお勧めいたします。

処置の詳細などは当院までお問い合わせください。

更新日:5月17日

ヘビにもさまざまな原因による卵塞(卵詰まり)が起きます。

本例は、産卵時期になって急にぐったりしたということで来院されました。

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幸い、この子は複数回の点滴とカルシウム剤の投与により、無事自力産卵を行いました。

自力での産卵が難しい場合には、開腹手術により摘出を行うこともあります。

ヘビの卵詰まりを疑う症状がある場合にはいつでも当院までご相談ください。


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