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更新日:2025年8月27日




幹細胞培養上清液(じょうせいえき)とは、再生医療の際に、幹細胞を培養増殖するために利用した溶液の上澄みのことです。

培養液中の幹細胞は、成長因子といわれる体の成長や細胞の増殖にポジティブな影響を与える物質を大量に放出します。

この成長因子を投与してあげることで、組織の修復や再生を助けてあげるものが、幹細胞培養上清液療法です。

まだまだこれからの治療ですが、椎間板ヘルニア・角膜潰瘍・慢性腸症・慢性肝障害・慢性腎障害など様々な疾患で従来の治療に反応が乏しい際に効果を出してくれることがあります。

症状によって皮下注射や点眼によって治療ができます。


幹細胞を静脈内に投与するいわゆる再生治療の方がしっかりと反応が出る可能性がありますが、症例によっては遜色ない結果を出してくれることも期待されます。

投与頻度は多くなりますが、一回の費用が低く抑えられますので、

何か他にできることはないか、とりあえず試してみたいという思いに応えやすくなったと感じています。

これらの病気でなかなかよくならない、投薬や点眼が大変で管理が難しいなどの方はぜひ一度ご相談ください。


更新日:2025年12月15日

ヒョウモントカゲモドキは比較的よくヘミペニス脱を引き起こします。

両側に起きることもありますが、片側のみの場合も多く認められます。

写真の子は左のヘミペニス脱を引き起こしています。

脱出から時間がたっており、元の位置への整復が困難だったため、

繁殖を考えているオスでしたが、片方あれば繁殖は可能なため切除を行いました。

ヘミペニスは自然に出し入れができるものですが、戻る気配がない場合にはできるだけ早めに処置が必要です。

経験的には少ないですが、早く処置ができる場合には切除をしなくて済む場合もあります。

ヘミペニスの切除は鎮静麻酔下で行います。

麻酔を使ってウトウトしたら、ヘミペニスの根元をレーザーもしくは電気メスで止血しながら切除します。

午前中にお預かりして、夕方までの処置となります。


ヒョウモントカゲモドキのヘミペニスの異常に気付かれた方は早めに病院にご相談ください。

  • ryomavet
  • 2025年4月29日

更新日:2025年5月4日




実際の治療では、今までにお話した三つの方法、

☆外科療法(手術)

☆化学療法(抗がん剤)

☆放射線療法

を組み合わせて治療を行なっていきます。


腫瘍の種類によって効果的な治療も異なるためです。

最もよく行われるのは、体にできた腫瘍を手術で摘出し、その後の再発・転移を抑える目的での抗がん剤の投与です。


上記の三大療法が腫瘍治療のメインであることはゆるぎないですが、

実際の臨床現場では往々にしてそのどれも選べない時もあります。


・すでに肺などに転移が認められる場合

・肝臓や腎臓に機能低下が認められ、麻酔や抗がん剤の投与が難しい場合

・高齢であることなどを理由にご家族が手術や麻酔を受け入れられない場合   等です。


このような例は最近増えており、当院では三大療法以外の方法をご家族にご提示しています。


まずは、半導体レーザーを用いた腫瘍の蒸散・切除やレーザーサーミア(局所凝固治療)をご紹介します。


半導体レーザーを用いて、麻酔がかけられない例などに、局所麻酔もしくは無麻酔にて腫瘍の切除が可能です。口腔内など腫瘍の場所によっては全身麻酔が必要となりますが、手術よりも短時間で処置が終了するため、比較的適応できる例は多いです。


また、切除は難しい腫瘍でも、レーザーファイバーを腫瘍内に差し込み、腫瘍組織を熱によって凝固・壊死・脱落させることで腫瘍を縮小させます。この治療も局所麻酔のみで可能です。完全に腫瘍が除去できるわけではないので、しばらくすると再発してくるのですが、しばらく時間を稼げます。うまくいくと、その子が天寿を全うするまで、腫瘍を許容範囲内に抑えることもできます。


それ以外ですと、最近はよくアニミューンというサプリメントの投与を行っています。

アニミューン®はフアイアというキノコに含まれる「糖鎖TPG-1」を主要成分とする糖鎖サプリメントです。

様々な機序から免疫調整作用を持ち、免疫を中庸に保つとされています。

免疫は低下することにより腫瘍疾患や感染症になりやすくなり、また過剰に反応することでアレルギー疾患や自己免疫疾患を引き起こします。

アニミューンによってその免疫が中庸になり本来果たすべき働きを果たしてくれるようになります。

腫瘍例であれば、腫瘍の再発の抑制や悪化抑制をすることが期待できます。


三大療法を選択することが難しい場合でも、なにかしら出来ることはあります。

お困りの方はいつでも当院にご相談ください。

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