特発性膀胱炎 of りょうま動物病院

特発性膀胱炎

頻尿、血尿、有痛性排尿、不適切な排尿(トイレ以外での排尿)などの症状があり、尿検査やレントゲン検査、超音波検査など、詳しく検査を行っても尿石症や細菌性膀胱炎などを認めず、原因が明らかにならないものを特発性膀胱炎といいます。
2~6歳齢での発症が多く、この年齢で上記のような症状が起きた場合、50%~60%は特発性であると言われています。
10歳以上で症状が発生した場合は、50%以上が細菌性膀胱炎であり、特発性の発生はまれです。

【治療】
はっきりした原因はわかっていないものの、猫の生活環境上のストレスを軽減することで、特発性膀胱炎発症の程度が軽減することがわかっています。ストレスとしてよく認められるものとしては、トイレの数、位置、砂の材質などがその猫にとって不適切である場合です。トイレは飼育頭数よりも一つ以上多く設置し、位置も猫が落ち着いて排泄できる静かな場所を選ぶ必要があります。またトイレの大きさも十分である必要があります。猫の体が全部入れるもので、上にカバーなどがないものが良いでしょう。砂も紙やその他の材質で大粒のものより、小粒の砂を好むことが多いです。フェロモン療法などでも猫のストレスが軽減することがあります。上記の対応で改善しない再発性の場合は、有痛性排尿に対して一時的に鎮痛剤を投与すると効果が見られることもあります。
若齢の猫で初めての膀胱炎症状の発現の場合、無治療でも一週間程で症状が治まることが多いです。しかし、症状を繰り返すことも多く、その場合は、尿石症や細菌性膀胱炎などの有無を確認する必要がありますので、お早めに病院にお連れ下さい。

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