胃内毛球症 of りょうま動物病院

胃内毛球症

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毛球症は猫の代表的な病気ですが、うさぎもかかる病気です。猫の場合は、自ら毛球を吐き出すことができますが、うさぎは吐き出しにくく、命を落とすこともある病気のひとつとなっています。

【原因】
 猫と同様に、うさぎも毛づくろいをします。その時になめて抜けた毛が胃に入ってたまります。本来なら、この毛は胃の中にたまることなく、少しずつ便の中に混じって体外に排出されます。しかし、ストレス等によりなめる回数が増えて、胃の中に入る毛の量が多くなったり、繊維質の少ない食事を与えることによって、胃腸の動きが悪くなって、毛の胃からの排出が悪くなること等によって胃の中に毛球としてたまってきてしまいます。長毛種の場合、なめて体内に入る毛の量が多くなるので、ますますたまりやすくなってしまいます。

【症状】
 毛球ができると食欲が減り、元気がなくなってきます。治療せずにこの状態が長く続くと食欲の低下が続き、栄養失調で亡くなってしまうこともあります。また、胃の中にたまった毛球が、胃から腸につながる幽門という胃の出口の場所に詰まってしまうこともあります。そうなると、胃の出口を塞ぐことになり、胃の中にガスが充満したり脱水症状やショック症状を起こすこともあります。

【治療】
 薬を与えて胃を軽くマッサージし、胃の中の毛球を一緒に排便させるようにします。毛球の量によりますが、1週間から10日間継続して治療することが必要です。食餌として、チモシーなどの干し草やワラをできるだけ与えるように心がけましょう。内科的な処置をしても効果が出てこない場合に、胃の中から毛球を取り出す手術をする必要があることがあります。


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