動脈管開存症 of りょうま動物病院

動脈管開存症

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先天性心疾患のひとつです。

心臓の仕事は、生命に必要な血液を身体全体に送り出すことです。

心臓は、右心室、左心室、右心房、左心房と4つの部屋があり、各心房と心室は中隔と呼ばれるもので分けられています。

母犬のお腹にいる時には、大動脈と肺動脈の間に、動脈管という血管が存在しています。生まれると自然とこの動脈管という血管は、閉じてしまうのですが、様々な原因で閉じずに残ってしまったのが、動脈管開存症です。

【原因】
遺伝性、また妊娠中になんらかの原因で、心臓に解剖学的に異常を持ってしまう疾患です。

【症状】
開いている動脈管の太さにより、症状は異なります。
左心系(左心房、左心室)の血液量が増えるので、左心系が拡張して心臓の機能が低下します。
その結果、肺高血圧によりチアノーゼ(舌が紫色になる状態)になり、呼吸が速くなったり、セキをしたり、動けなくなったりします。

【治療】
症状によって、内科的治療をしながら、安静と食餌療法を続けることで、安定した状態で過ごすこともできますが、生後半年くらいまでに亡くなってしまうことも多いので、根本的な解決のためには、手術が必要になります。



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